あ、

 ちょうど一年前なんとなく書いたエッセイが文芸誌に載った。小額のお金と献本を頂いた。たまに読み返しては一年前の自分の激しい感情を思い出す。薬で制御する前の剥き出しの私は元気いっぱいだなと思う。色んなことに怒ったり泣いたり笑ったりそんな日々が今では遠く感じる。起伏を失った私は凪いで無気力になった。昔書いた詩を読んで分かりやすいくらい寺山修司に影響されていてふと詩を書こうと目を閉じる。つい最近まで詩や短編小説を新聞とかの新人賞に応募したなとかそういう事ばかりが浮かぶ。言葉の渦が思い浮かばない代わりに、過去のことばかりがぷかぷか浮かび上がってくる。今の気力を失った自分が不思議だ。執筆意欲がまるで湧かない。薬が私の感情を溶かしていて今の私が正しいなら正しさなんて要らんなって感じ。でもどうだろう、あれだけ切望した普通はきっと本なんて書かないからバイバイ私。

雑記

受け取り手のいないキャッチボールがしたいじゃん?

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